2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

NCAPI & C++11+ & RX & Qt #11 ~LMBCS対応文字列クラス

前回の続きになります。 ソースコードはこちらで、git clone後にgit checkout v0.0.3をしてください。 QByteArray QStringがワイド文字列(UTF-16)を扱うクラスであるならば、QByteArrayはシングルバイト、マルチバイト文字列を扱うクラスです。ただ、その性…

NCAPI & C++11+ & RX & Qt #10 ~LMBCS

はじめに タイトル、短縮しました。とにかく長かった。 僭越ながら、名著をアップデート 私にとってのバイブル的存在、「Notes/Domino APIプログラミング」(2000年 津田義史著)を改めて紹介します。 Notes/Domino APIプログラミング―C++とSTLによる実践的プ…

Notes C API & C++11+ & ReactiveX & Qt #9 ~RxでNotes C API関数をラップ(実装編)

前回の続きになります。 ソースコードは、いつものようにこちらをgit cloneして、git checkout v0.0.2してください。 chiburusystems.hatenablog.com 実装コード 前回目標にした、「Notes C API関数をRx的にラップする」実装側です。 rx::observable<GetServerLatency::ReturnValues> GetServ</getserverlatency::returnvalues>…

Notes C API & C++11+ & ReactiveX & Qt #8 ~RxでNotes C API関数をラップ

お題「Notes C API関数をReactiveXでラップする」 今回はこのお題について考えます。なお、今回のコードは、前回ご紹介した以下のサイトを使います。 github.com Gitを使ってクローンして、v0.0.2をチェックアウトします。 git clone https://github.com/Chi…

Notes C API & C++11+ & ReactiveX & Qt #7 ~ Qtの翻訳システム(コーディング編)

ソースコードサイトの変更 まず最初に、1つご連絡があります。前回までの公開ソースコードを、訳あって以下のサイトに変更しました。 github.com 前回までの解説に使った改訂前のv0.0.1と、このサイトのv0.0.1は、原則合わせてありますので、連載上は問題な…

Notes C API & C++11+ & ReactiveX & Qt #6 ~ Notes C API関数の基本

前回は、Qtの翻訳機能について少し触れました。今回は、このプログラムで肝となるNotes C API「NSFGetServerLatency」についてお話しします。 v0.0.1のソースコードを実行すると、次のような出力が得られます。 2行目、3行目はAPIがユーザにパスワードの入力…