伝説のツール「NotesPeek」をQtでリメイク開発記2017-7-10

先週から主旨を「開発記」に変更しての2回目です。

今週からいよいよ一階層下に進めます。文書に含まれるフィールド(アイテム)について展開していきます。まずは、NotesPeekのフィールドを展開した様子を見てみます。

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文書を展開すると、デフォルトの「Note Information(文書情報)」があり、以降は文書内に含まれるフィールドのリストが展開されます。フィールドの種類によって、1つ1つにタイプを表すアイコンが割り当てられているのが印象的です。よく見ると、読者や作成者のフィールドにも個別にアイコンが割り当てられています。「読者」や「作成者」は、正確には「Type(型)」ではなく「フラグ」であり、フラグ付きのテキスト、またはテキストリスト型になります。

今回はここまでをゴールとしたかったんですが、諸事情によりアイコンは一律、値の表記方法もバイナリ形式で一律となっています。次の画面は、先ほどのNotesPeekと同じ文書を展開した時の画面サンプルです。

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微妙に表記方法が違ったり、フィールドの並び順がABC順になっていなかったりしますが、おおよそフィールドデータをリストアップする機能についてはざっくり実装できました。

次回以降の目標としては、データ型によって値の表記方法を変えてデータを見やすくしたり、フィールドの並び順を統一するなどがあるでしょう。また、さらに深く進めていき、リッチテキストの内部データをリストアップすることも、近いうちに実装していこうと思います。リッチテキストが解析できると、他の形式とコンバートに使えるので、技術的にもいろいろと武器になると思います。ではまた来週。